雨の日に思い知ること
ひどく久しぶりになります、同居人観察日記です。
久しぶりすぎて、存在感があまりにも薄まっている気がしますが、とりあえず取りとめもないお話を。
事の起こりは、おそらく相当昔に遡ると思われます。川谷の時間感覚ですので、果たしてどれほど当てになるのかは定かではありませんが。
同居人の何代目かになる紺色の傘は、たいそう頑張っていました。
強風に負けず、歴代の傘たちが破れた突風にも対抗し、少しずつ歳を重ね……その分、同居人の愛着もひとしおだったようです。
しかし。
「……あのさ」
「何だ?」
「これ、折れてるのかな……?」
これ、と指された箇所を見ると、ぐにゃりと形容できそうなくらいに銀色の傘骨が曲がっている。もっとも、その歪曲は昨日今日のものではなく、ずいぶんと以前からそのようになっていた。
しかし、最近そこがどうにも気になるらしく、風に吹かれればぶらぶらするし……と、『骨折れ疑惑』を無視できなくなってきているらしい。
だが、一応差すことも畳むこともできるということで、その時は「まあ大丈夫」と結論付けていた。
の、だが……。
――オチは、やってきた。
ついに、骨がブランブランになったのだ。
「もうこれはだめかなぁ……」
流石に重力に従って下向きになっているそれに、一応そうは言うものの、どこか諦めきれない様子の同居人。まあ、大丈夫じゃないかと例の如く自分に言い聞かせてカシャっと傘を畳んだとき。
――カシャンッ
「「……」」
骨が、真っ二つになりました。
ありきたりと思う落ちかもしれませんが、この目で見たのは初めてです。
この流れで壊れるとは、流石に思っていませんでした。
「……これは、もう、本当に……無理、だね……」
流石に、同居人もこればかりは傘としての機能を果たせないと踏んだらしく、しぶしぶと予備のビニール傘で出かけていきました。
紺色の傘さん、今日までお疲れ様でした!!
そして、ここからはちょっと違う話ですが。
テンユウ様、このような本当に辺境の世界に住むブログをリンクしていただけるというお言葉……本当に夢かと思いました。
今まで何となくでやっていたリンクの件ですが、近々、フリーであり、報告も任意であることを明確に示そうと思います。
そして明日か明後日に、完成した雪無様への一周年記念小説をアップしたいと思います!それでは、本日はこの辺で。


最近のコメント